池坊短期大学は2022年に開学70周年を迎えます。
その70周年プレ記念行事として、「京都の美-新たにつむぐ女性の感性-」全7回の
連続公開講座を開催しています。
その第4回目として、2021年11月5日(金)に池坊短期大学こころホールにて、
京菓子「笹屋伊織」女将 田丸みゆき氏による講演がおこなわれました。
今回のテーマは「花を映す 文化を映す」です。
前半の1時間、田丸みゆき氏はユーモアを交えながら、京菓子を食することの伝統、いわれを説明されました。
千歳飴や柏餅の様に、そこには家族の安全や健康を祈る思いが込められていること。
そして老舗と呼ばれる事の神髄は、決してお菓子を商品として提供するだけではなく、日本の文化や季節、
そこから生まれる楽しい時間も合わせてお渡ししていること、お客様の思い出と共に大切なものとして、
これからも京菓子を守っていかなければならないとご講演されました。
後半の30分は、本学高杉巴彦学長との対談で今回のテーマに合わせ、池坊のいけばなと京菓子の文化も
その時代ごとに伝統を活かしながら変わっていくことが永く引き継がれる秘訣ではと語られました。
次回は、2021年11月19日(金)18:00~19:30 池坊短期大学こころホールにて、
塗師(千家十職)第13代 中村宗哲氏のご講演となります。
今後の公開講座やお申込みは下記のサイトをご確認ください。
「京都の美-新たにつむぐ女性の感性-」開催のご案内