1年次生の必修科目「基礎ゼミ」では、クラス担任が授業担当者となり、本学学生としての基本となる学びを様々な角度から学修します。
前期の授業も終盤を迎えた7/19(水)は、華道家元池坊の四十五世家元池坊専永様の孫であり、華道家・写真家として活躍されている池坊専宗様を講師にお招きし、いつもの教室とは異なる大ホールで1年次生がそろって講義を受けました。
授業は90分間を、自己紹介、花と人、花と写真、意見交換という4つのテーマに分けて、進められました。
球児だった高校時代や、慶大から東大へ文転された大学時代の話に始まり、日本の伝統文化である華道と人の関わりの歴史、いい写真・心に響く写真とは何なのか等、ご自身が経験されてきたことを軸に、いけばなを通した日々の生活への向き合い方を、時には学生に直接問いかけながらお話しいただきました。
最後はランダムに指名した学生3名を壇上に呼んで、学生からの質問に答えながら、いけばなとの関わり方等について楽しくお聞かせいただきました。
比較的世代が近く、その優しく爽やかな語り口から、お話の内容は学生にすんなりと浸透したことでしょう。
本学での残り1年半の学生生活、そして社会人としての将来に役立つヒントが見つかったのではないかと思います。
専宗様、貴重なお時間をありがとうございました!