文化芸術学科 フードビジネスコース【2010年4月開設】が、社団法人 日本フードスペシャリスト協会よりフードスペシャリスト養成機関として認定されました。
これによりフードビジネスコースは日本フードスペシャリスト協会が定める養成課程として認められ、本コースで学ぶ学生には所定のカリキュラム(必修科目21単位以上)を履修し、単位を取得することで、「フードスペシャリスト」の受験資格が付与されます。さらに在学中に、学内で実施される認定試験を受験し、合格後本学の卒業を要件として資格認定証が交付されます。
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●フードスペシャリストとは
フードスペシャリストとは、大学・短期大学で、食の本質が「おいしさ」「楽しさ」「もてなし」にあることをしっかり学び、それを支える官能評価・鑑別論、調理学、食物学など食に関する総合的・体系的な知識・技術を身につけ、豊かで安全かつバランスのとれた食を消費者に提供できる力を持つ食の専門職です。
●栄養士や管理栄養士の違い
栄養士や管理栄養士養成のカリキュラムの違いについては、「食べ物」を健康維持に必要な栄養素の供給源として位置付けているのに対して、フードスペシャリストでは、食の本質が「おいしさ」、「楽しさ」、「もてなし」にあることを学び、それを支える官能評価・鑑別論、調理学、食物学などの教育に力点をおいて、カリキュラムを編成している点です。よって、フードスペシャリストは、栄養士、管理栄養士養成のカリキュラムでは学ぶことのない食に関する幅広い知識・技術を身につけることが可能性です。
●「食」関する幅広い知識・技術が将来の業務に結び付く
また、フードスペシャリストの必修単位は21単位ですが、これでは短大は卒業できません。本学のフードビジネスコースを卒業するには、62単位が必要で、食に関する幅広い学びと教養が求められます。食品産業では、食に関する幅広い知識、技能が求められます。加工担当者や原料農産物生産者、小売店、時には、役所の人とも話をする必要があります。そのような時、食に関する専門知識とともに幅広い知識・技術が話題の引き出しの多さとなり、専門的かつ効率的な業務遂行が可能となります。