国際経営情報コースの1年次生科目「企業連携演習」は、実際の企業の現場を体験し、それを将来の自身のキャリア選択に活かすことを目的としています。
学生たちは企業を訪問するまでに、その企業の経営方針や具体的な事業内容について調べたり、ビジネスパーソンとして相応しい身だしなみや振る舞いを専門の講師からアドバイスを受けたりと、十分な事前指導を受けて準備します。
その後、数名ずつのチームに分かれて企業を訪問し、180分×4回の授業を受けます。今回はその中から、地元京都のIT企業である「株式会社KYOSO」様での学生の様子をご紹介します。
まず初日は、AWS(アマゾンウェブサービス)やLINEアプリを活用した簡単なIoTアプリの開発を学びました。そして2~4日目は、インターネットの基礎学習およびAWSを活用したウェブサイト制作を体験しました。
【第1日目】IoTを体験
わたしたちの身の回りで様々なIoT技術が活用されていることや、実際の事例として同社がどんなIoTプロジェクトに関わっているかを学びました。その後、SIMが内蔵されたIoTボタンを押すとLINEに通知されるアプリを学習し、自分たちのかなり身近でIoTが活用されていることを知り、かなり親近感を持ったようです。
【第2~4日目】Webサイト(自己紹介ページ)を作成&公開
学生は自身でWebサイトを作成し、スマホやPCで閲覧するまでを学びました。最終日には、作成したWebサイトを使って、自己紹介と、作成にあたって工夫や苦労したところをそれぞれがプレゼンしました。学生は初めての作成でしたが、用意されたテンプレート以外の要素も追加して積極的にチャレンジしていました。
実際に手を動かすことで、身近なWebサイトがどんな仕組みで表示されるか、IoTで何ができるかなど、さらに深く知ることができました。また、授業の合間にはAI領域(画像認識)のデモを見せてもらうなど、最先端の技術に触れることもできました。普段、意識してIT技術に触れていない学生には難しい内容も多かったかもしれませんが、これをきっかけにITやIoTの領域に興味を持てたのではないでしょうか。
学生たちは「企業連携演習」での経験によって、よりビジネスの世界をイメージしやすくなり、将来のキャリアを自分事として一層リアルに考えることができるようになったと思います。